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4年生 絵本作家さんによるワークショップ

3月7日(火)、絵本作家のスギヤマ カナヨさんをお迎えし、4年生のワークショップが行われました。

真っ赤なサロペットに緑のパーカー、ハンティング帽の後ろには可愛らしいネズミちゃんのマスコットが☆ とってもCUTEな着こなしの絵本作家さんです。
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まずは、ご自身が10歳の時に書かれた自伝「おかあさんはおこりんぼうせいじん」を読み聞かせてくださいました。
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さすがプロ! 子供たちはもちろん、参観していた保護者までもが、一瞬にしてスギヤマ カナヨさんワールドに連れて行かれてしまいました。子供たちも絵本の中に入り込み、大爆笑していました。後ろから見ていて、まだまだ素直で、微笑ましい。

「さぁ!みんなの中にもちょっと困った〇〇星人がいたりしない? みんなの中の宇宙人を探して、宇宙人調査レポートを作ってみよう!」

子供たちは思い思いをイメージし、想像を掻き立てながら黙々と書き進めていきます。作業中の子供たちにそっと寄り添い、ひざまずきながら、声かけしてくださるその優しいまなざしは、やっぱりお母さんそのものでした。
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子供たちの中の宇宙人を上手に引っ張り出してくださり、出来上がった作品は、どれも力作ばかり。
「ぼ~としすぎ星人」「しょうじき星人」「おなかすいた星人」「すべてわすれる星人」「歌歌せいじん」「なんでもほしがり星人」「ゆめうばい星人」etc。大藤先生の「なんでもやりたいーなせいじん」、曽木先生の「ひっつき虫星人」も登場(笑)。
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ひとりひとりの気持ちを受け止めて、マイナス宇宙人をプラスに転じて、丁寧に講評してくださいました。
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「10歳ってどんな年なのかなぁ?」との問いかけに、子供たちからはいろいろな意見が出ました。

・赤ちゃんで生まれてきて、脳がどんどん成長していく。10歳でだいたい大人と同じ脳の大きさになる。
・筋道を立てて、物事を論理的に考えられるようになる。
・自覚と誇りを持って生きていけるようになる。
・周りの大人と対等に話せるようになる。
・いろんなものを受け入れて自分でやっていけるようになる。

「ドラえもんののび太、銀河鉄道999の鉄郎、ポケモンのさとし、千と千尋の神隠しの千尋、忍たま乱太郎、ET、モモ、ドリトル先生の中に出てくる主人公もみんな10歳なんだよ。生きる力を持った素晴らしい年齢が10歳。今、自分の中にある宇宙人を個性としてこれからも大事にしていってほしい。」

こんな素晴らしいメッセージをいただきました。

最後に、スギヤマ カナヨさんが子供の頃、大好きで何度も読んだ絵本 佐藤 さとるさんの「だれの知らない小さな国」を紹介してくださりました。

終了後はサインを求めて並ぶ子供たちに、笑顔で応じて下さいました。
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今回のワークショップを通じて、きっと子供たちの心の中に色褪せない素敵な宝物がまた一つ増えたことでしょう。

我が家にも500冊ほどの絵本がありますが、最近は全然読み聞かせしてないなぁ。日常の忙しさに追われて過ぎていく毎日で、忘れかけてた絵本の大切さ、絵本の持つ力をじ~んと思い出させてくれた貴重なひとときでした。

スギヤマ カナヨさん、素敵な授業をありがとうございました!