東京都では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、オリンピアン、パラリンピアンを各学校に派遣する取り組みを行っており、オリンピアン、パラリンピアンとの交流を通し、スポーツへの関心と未来への意識向上を目指しています。

杉九小では、リオパラリンピックの男子走り幅跳びで銀メダル、男子4×100mリレーで銅メダルを獲った山本篤選手を迎い入れ、4・5・6年生に授業をしていただきました。

山本選手は高校生のときに事故で左足の太腿から下を失ったそうです。初めて義足を見る子供たちに、義足の付け方などを説明していただきました。


実技指導では、「早く走るためのコツ」を直接伝授！
コツは、姿勢をまっすぐ伸ばすこと、腰を前に向けるよう意識してダッシュすることだそうです。山本選手が見せてくれたダッシュの体勢は、さすがメダリスト！　本当に格好良かったです︎



実技指導の後の講演のタイトルは「挑戦」。
・左足を失ったときの気持ちや、競技用義足に出会い、陸上競技をはじめたこと。
・記録を伸ばすために、やり方を工夫して何度も何度も練習したこと。
・常に自分なりの目標を掲げ、努力してきたこと
を子供たちに伝えてくださいました。


講演の最後に、「自分の好きなことや苦手なことに挑戦をして、高い壁にぶち当たったときは僕のことを思い出して欲しい。世界のトップでなくていい、自分の中の一番を探して頑張ってほしい。」と言ってくださり、きっと子供たちの心に深く響いたのではないでしょうか。


今回取材をして、子供たちを応援したいという山本選手の熱い思いを感じました。
子供たちひとりひとりが山本選手の話を忘れないで、自分なりの目標に向かっていけますように。

山本選手、杉九小にお越しいただき、本当にありがとうございました！


(山本選手の次の夢は、「スノーボードで平昌パラリンピックに出場することと、東京パラリンピックで、金メダルを獲ること。」だそうです。杉九小のみんなで応援したいですね！)