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理科出前授業「コイの解剖」

済美教育センターの木内先生・長田先生による、理科の出前授業がありました。
「体のつくりとはたらき」を勉強中の6年生。今回の授業は「コイの解剖」です。
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電子黒板を使って「ヒトとコイの共通点・違う点」「呼吸のしくみ」「消化のしくみ」についてお話がありました。「人が酸素を取り入れるしくみはどこ?」「肺!」「そう、じゃあコイは?」「エラ!」。先生の問いに、子どもたちがどんどん発言します。

ヒトもコイも「せきつい動物」。魚を調べて「体のつくりはどうなっているのか?」、自分の目で確認します。 そして、命についての勉強でもあります、と木内先生。 コイを、食べ物としてではなく、知識として「いただきます」。
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そして、いよいよ解剖です。コイや、器具の取扱い・作業の注意点について、先生の話をよく聞き、骨切りバサミを使い、エラぶたを切り、エラのしくみを調べました。
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はじめての経験に、子どもたちはおそるおそる……でも、手元はしっかりと。
ざわざわしていた教室が、次第に静かになっていき……真剣さが伝わってきます。
さらに、解剖バサミでコイの側面を開きます。
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消化管のつながりや長さを調べたり、内臓の位置を確認し、「ここの班はメスだよ。卵がある」との先生の声に、集まる子どもたち! 臓器を手でさわって確かめます。「普通に触れるようになった」との声も。
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最後は、もとのコイのかたちに戻し、ペーパーをかぶせて「ありがとうございました」。

子どもたちは、初めての解剖授業とのこと。苦手な子、こわかった子もいたでしょう。それでも、みんな先生の話をしっかりと聞き、集中して授業を受けていました。学ぶ姿勢・協力しあう姿は、さすが高学年!

子どもたち、実際にいきものにふれ、たくさんの発見や様々な感想をもったでしょうか。
これからの授業に、ぐっと意欲がでてきそうですね。

木内先生、長田先生、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。