毎年この時期になると、小さな箱を抱えて登下校する姿を見かけます。
3年生がカイコを飼い、まゆになるまで育てているのです。
そして今日は「まゆの糸取り」の授業。
お手製の糸取り器にまゆとお湯を入れ、糸を巻き上げていきます。
最初はうまくいかず苦戦する子もいましたが、次第に上達していきます。
講師の先生がたくさんのまゆから糸が取れる「座繰り器」を登場させると
「富岡製糸場みたい!」
「電気代ゼロだね!」
次は糸をまとめる作業。きらきらした糸の束に・・・
「きれ~・・・」
「高級品だ!!」
子どもたちの反応がとても面白いです。
講師の先生とお別れしても、教室に戻ってきた子どもたちは・・・もくもくと糸巻きを続けていました。
今ではあまり見られなくなったカイコ。
小さな命を育て、やがてそれが人間の生活にかかわる事を知る。
貴重な体験となりました。