ブログ

働くとは何かを考える 5年生

5年生が、働くとはどういうことかを考え、今の自分を見つめるという授業がありました。

ゲストティーチャーとして、建具職人の岡村さんと、
学校支援本部をはじめとするボランティア活動に携わる桜田さんのお二人が招かれました。

webDSC_0019.jpg


岡村さんは阿佐谷に生まれ、家業を継いで建具を作って50年。杉九小の先輩です。
建具職人の学校の校長先生でもあります。

まずは、職人としての腕をカンナで披露してくださいました。
しゅるしゅるっと鉋屑が飛び、木材の表面が平滑になります。

違いを見せてくれる岡村さん。

webDSC_0005.jpg

使いこなすには修業が必要なカンナですが、岡村さんに手を添えてもらって体験。

webDSC_0016.jpg


その後、子ども達から、建具の仕事で何が難しいかなど、色々質問がでました。
岡村さんの言葉で印象的だったのは、「済んだことより今の仕事が常に一番難しい」、
「仕事だから儲けも必要だが、よりよいものを作りたいのが職人」ということでした。
やりがいのある仕事をすることの喜びを、教えていただいたように思います。


いっぽう、
桜田さんはボランティア活動の体験を語ってくださいました。
サイクロンの被害にあったミャンマーに出向いたのが始まりで、
最近では東北の支援にもたびたび出向いていらっしゃるそうです。

子ども達からは、災害時の現場へ出向くことは怖くないかなどの質問が出ました。

webDSC_0022.jpg


桜田さんは、情報を得て安全を確認できれば怖くない、
費用は自分持ちで全て自己責任である、
現地へ行って体験することで見えてくるものがある、
などの話をしてくださいました。

ミャンマーの学校へ文房具を届けた際に、
窓の外では学校へ通うことすらできない子どもたちが中を覗いている姿に出会う、
そんな体験が次の活動につながっていくのだそうです。


生活のためにする仕事とはまた違う、
ボランティア活動ということにも向かい合った子どもたちでした。


岡村さん、桜田さん、支援本部のみなさん、
お仕事の手を止めてのご協力をありがとうございました。