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藤井先生講演会

今日は学校が昨年度から取り組んできた人権教育の成果を発表する日です。
都内をはじめ、福島・鳥取など遠方からの方も含め、
たくさんの先生や教育関係の方々がおいでになりました。


各クラスでの研究授業と研究発表の後、
満員の体育館では藤井輝明先生の講演がありました。

タイトルは、「このアザは、ぼくの大事な宝物」。

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壮絶ないじめを受けた体験を、哀れな体験として終わらせず、
人間理解のための学習教材へと昇華させた思いを語っていただきました。

先生のお顔にある海綿状血管腫は、伝染しない病気ですが、
幼い頃から「藤井の顔に触ると指先が腐る、溶ける」と言われ避けられたそうです。
それが間違った思い込みであることを伝えるために、
9年前からふれあいタッチング交流授業を始められました。
「百聞は一見にしかず」ならぬ「百聞は一触にしかず」。
子ども達は、先生のお顔を触って、
「やわらかい、あたたかい」という印象を持つことができます。
(杉九の子ども達もそうでした。)
間違った偏見を持つことなく、病気の人達への理解を深められた大切な体験でした。

「一人ひとりに、その人にしかはたせない役割がある。」と藤井先生。
逆境の中から、明るい道を見つけた先生の強さが胸に迫ります。
子どもだけではなく、保護者も大きな出会いをさせていただきました。
ありがとうございました。


学校あげての催しに、保護者はサポート隊としてお手伝いしました。
バス停からの道案内や、校庭での受付、体育館などに設けらた控所での接待です。

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街頭での道案内は、若い方が率先して引き受けてくださいました。
寒い中、ありがとうございました!


研究授業には、学校支援本部のご支援で、
障がいをお持ちの方がゲストティーチャーとしておいでくださいました。

その様子は後日のブログでご報告します。