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学校へ行こう!③ 「今、子どもたちに必要なこと」

この日は行事部の主催で、講演会がありました。
PTA活動セミナーでおなじみの生重幸恵さんが、「子どもたちに本当に必要なこと」「親として何をするべきなのか」といったことをわかりやすく、楽しく講演してくださいました。
生重さんは天沼中学校でPTA会長を務めてから、近隣在住のPTA会長経験者とともに、キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会を立ち上げ、その代表理事をされています。
そして主に、子どもたちの活動教育(学校教育・学校外教育)支援を通しての、「地域活性化」を目指して日々、活動していらっしゃいます。

生重さんのお話を一部ご紹介します。

子どもを取り巻く環境は、私たち親世代の子ども時代と比べて少子高齢化だったり、地域・家庭の変容で、ガラッと変わってきています。当然、これまでのように誰かや行政、学校だけに頼っていては進んではいけない状況です。
心ゆたかな子どもの育成は、
 ●先生方から教わること
 ●地域の方から教わったほうが、説得力があるもの
 ●地域の方からしか教われないもの
 ●家庭から教わるもの
といった連携から成り立っていくものと考えます。
親たちが地域やPTAに参加していけば、自分たちの子ども、次世代を担っていく子どもたちを送り出していけるようになれるのです。
忙しい事情があれば、できるだけのことをして、あとは、同調してくれる人にお願いすることも大事で、それは傍観だけしている人を非難しない気持ちにも通じます。そうやって活動していけば、みんなで協調、協力してつながっていけるようになり、常にポジティブ、前向きな姿勢を子どもにみせていけるのです。
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生重さんはこうした、PTAや学校支援本部をサポートして、勉強ではない教育、たとえばキャリア教育や中学生たちへのマナー講座などを実現してきました。

最後の質疑応答では、図書ボランティアさんが、「放課後に校内の図書館を開放できたらいいと思っているが、放課後の安全が確保できるか学校とどう話したらよいか」と質問されました。
生重さんからは、「こちらから何かしたいという姿勢はすばらしいことだと思います。学校にまず臆せずに話し、学校支援本部やPTAと協力し、安全面をどうクリアしていくか話し合っていけば、月に1度なら、とか暗くならない時間に帰すようにするとか、何か対策があるはずですよね」という力強い励ましの言葉をいただきました。

これからも杉九小学校と地域、保護者が協力して、心ゆたかな子育てをしていきたいですね。。